ぴよぴよなるままに

エムマスがすきや

私とチムイベと九十九一希くんについて(2019.4.28)

※こちらは2019年4月28日にPrivatterで公開した文章と同じものです。

 

 

 

 

 

4月15日の15時過ぎ、私は学校の最寄駅のベンチでおやつのベルギーワッフルを頬張っていました。そしていつものようにツイッターを開いて、来ていた通知を確認しました。その時に見たのは、フォロワーさんが「次のチムイベ、九十九一希くん上位ですよ!」と教えてくれるツイートでした。ワッフル噎せました。
その日がイベの内容が発表される日だったことを、私はすっかり忘れていたのです。

私は去年の9月にエムマスに出会った新人Pです。
理由あってピエールくんからエムマスに入り、九十九一希くんも好きになりました。残念ながら1月のアーサー王のイベントはあまりにいろんなものが足りていなさ過ぎて初日しか走ることができなかったのですが、来たる九十九一希くん上位はできることなら走ってやろうと思っていました。イベントのパネミをクリアしてゼリーを集め、下北沢を徘徊してミニバーを集めて、ちまちま準備をしてきました。

もちろん、九十九一希くん上位、走るか……!と思いました。しかし私はチムイベ自体を一回しか経験していません。その一回だって、何が何だかわからないままに終わってしまったようなものでした。パネミを毎日消化するので手一杯でした。
ラソンはとにかく長いなぁ、ビンゴはパネミのnormal6回のやつが強敵だなぁ、ライブは限バーいっぱいもらえてうれしいなぁ、ライプロはじぇじぇジェネレーションて一体なんの番組なのかなぁなどと思いながら過ごしていたのですが、チムイベは本当に未知の領域でした。頭に浮かんだのは、「魅力」と「傭兵」の二つだけでした。
そう、傭兵……傭兵です。走るなら私は傭兵にならなければなりません。前回のチムイベの時、傭兵という文字を見て「そんな物騒な……」と思った記憶があるのですが、まさか次のチムイベで自分がその傭兵になろうとしているとは思いもしませんでした。
この時私はバイトの時間が迫っていたのもあり、とにかく早く傭兵先を探さなければ……と焦っていました。ツイッターで検索すると、いくつか傭兵を募っているチームを見つけられました。その中から、今までイベを走った経験・実績を問わず、初心者を歓迎してくださっているところを見つけ、時間に追われながらもリーダーさんにDMを送りました。今見返すと、全然必要なことが書けていないDMだったと思います……。なんだかもう気が動転していて、「九十九一希くんが好きです」という内容の文章を二回書いていました(それなのに自分のグループレベルを書き忘れていました)。
傭兵の枠はきっと多くないだろうし、イベを一度も走ったことがない初心者が、今まで何度もチムイベを走ってきたようなチームに入れていただくというのは難しいことだろうなと思いました。イベントが始まるまでに傭兵先が決まらなかったら、今回の上位は諦めようとさえ思っていました。そのくらい私はチムイベがわからなかったし、私だけで個人一枚を狙う自信なんて全くありませんでした。個人的に忙しい時期にイベントが被ってしまったこともあって、これ、私には無理なのでは……という気持ちだってありました。

バイトが終わったあと、いそいそとDMを確認した私は、リーダーさんからの返事を見て驚きました。私を傭兵として迎え入れてくださる、という内容のお返事でした。あと数日続くであろう傭兵就活に怯えていたのですが、早くも傭兵先が決定することとなりました。それと同時に、チムイベを走る覚悟をしました。チムイベがわからなかろうと忙しかろうと、とにかく走ろうと決めました。

チムイベを走るのであれば、デッキが大事です。心優しい先輩PさんにSR+を貸していただいてデッキを組もうとした……のですが……なんと編成値が足りなくてコスト14で埋めることができないという事態が発生しました。この時の私のグループレベルは154で、編成力は130でした。入らない、入らないんです。お借りしておいて入らないんです。申し訳なさすぎて埋まりたかったです。私の力不足に他なりません……
フォロワーさんやチームリーダーさん(めちゃめちゃ優しくしていただいて、たくさんたくさん助けていただきました……)に助言をいただいて、恒常のカードを入れることでなんとかデッキを組みました。でもここからが問題です。山村くんが足りません!
足りないんです。山村くんが足りないんです。レッスンしてもレッスンしても足りないんです。
これもまたフォロワーさんにお願いして、本当に大変な人数の山村くんを送っていただきました……。フォロワーさんによっては本当にわんこそばのように山村くんを送っていただいた上、山村くんの他にも恒常Rもたくさん譲っていただきました。そしてひたすらレッスンをしました。こんなに1日でレッスンをしたらブラック事務所として訴えられそうだと思いました。ごめんねみんな……ごめんね山村くん……
ひたすらカードを強くして、なんとかイベント初日にはデッキを形にすることができました。フォロワーさんには感謝しかありません……先輩Pにお返しできるものが何もないのが申し訳ない……

そんなこんなで、4月18日からイベントが始まりました。この時の備蓄は、ゼリー80個とハーフゼリー346個、フルバー66本とミニバー2013本でした。私はちょうどイべ初日から三日間、学校の方で行事があり、諸々の事情でそちらの方に出ずっぱりになるため、まともに参加できるのは第3公演だけかもしれないという状況でした。
1日目はまだまだ4桁のところにいて、2日目の第3公演でやっと3桁に乗りました。
3日目は幸い早く帰宅することができ、第2公演から参加できました。この日は翔太くんのお誕生日で、私はフォロワーさんに恒常の翔太くんを2枚お借りしていました。それにプラスして、以前お譲りいただいた翔太くんとプラチケで引いたSR翔太くんをデッキに入れて、翔太くん特攻で走りました。この日は安定して発揮値1,400,000が達成できた上、Specialの営業で発生するライブをフルパンで倒せたため(それまでは一度もフルパンで倒せてないです)、今日が頑張り時だと思いました。
走りました。めちゃめちゃハーフゼリーを飲んでめちゃめちゃバーを齧りました。おいしかったです。あと本当に走るのが楽しかった……ピエールくん上位の初日を思い出しました。実は5日目と6日目は講義とバイトがあり、最終日の午前も普通に講義があってあまり走れる時間を取れないとわかっていたため、オーバーラン気味にしておきたいという気持ちもありました。でもそんなことよりもとにかく楽しくなってしまって、とにかく走って、第3公演が終わった時の順位は286位まで上がっていました。この日のうちに、お借りしていたカードの信頼度が揃ってMAXになりました。
次の日からも、時間を見つけては走り、4日目にフォロワーさんと直接お会いした時もフォロワーさんに見守られながら魅力を投入するなどして、5日目の第3公演終了後の順位は295位、ポイントは1.6億程でした。おそらくもうボーダーを超えているであろうことはわかっていたのですが、それでもやっぱり心配で、九十九一希くんがどうしても欲しくて、もうちょっと……と言いながらちまちま走っていました。
6日目、バイトが終わった20時過ぎ、私の順位は325位くらいでした(315にちょっと足りないなぁと思った記憶があります)。そこで私は思います。もしかしてブロマイド狙えるのでは……?
正直な話、私は上位というものは新人では課金をしないと狙えないものなのだろうと思っていました。てっきりアイテムが足りなくなってラスパを買わなければならないのだろうと思っていたので、5000円そっと封筒に入れて分けておいたりもしていました。でもこの時、(ハーフゼリーはあまり記憶にないのですが)ミニバーはイベ前の半分以上残っていました。そして1000位以内を狙うには少々オーバーランです。
走るか〜〜!!と思いました。備蓄なんて最初は全て尽きる覚悟だったのです。だってイベントを走るために貯めたのですから。
とにかく悔いがないよう走ることにしました。それが私の精一杯だったし、何より翔太くんのお誕生日に走るのがとても楽しかったので、もう一回全力で走りたかったというのもありました。
帰宅して晩ご飯を食べてから、第3公演を走りました。ゼリーもバーもバカスカ使いました。やっぱり楽しかったです。あと謎の動悸がしました……これは謎です……疲れていたのか興奮していたのか…………
第3公演後の順位は245位、ポイントは2億と少しでした。そこからもうちょっとhyperを走って、深夜2時ごろには213位、ポイントは2.1億と少しになりました。最終日は講義が一限からあったため、さすがに寝ました。
イベ最終日、最終公演は持っているいっぱいの魅力とPスキルをぶち込んで終わりました。順位は思っていたよりも落ちなくてめちゃめちゃ安心しました……(講義中にちらちらスマホ確認してごめんなさい……)

最終的な順位は213位、ポイントは227,323,615でした。九十九一希くんを無事に2枚取ることができたうえ、ブロマイドにもたどり着くことができました。

備蓄の残りは、ゼリー86個とハーフゼリー151個、フルバー80本とミニバー936本です(ハーフじゃないゼリーとフルバーは使っていないのでむしろちょっと増えました)。グループレベルは171になりました。

きっともっとアイテムを節約して500位以内入ることもできたのだろうけれど、私の今回の目標は「九十九一希くんを2枚もらうこと」と「とにかく頑張ること」だったため、めちゃめちゃ満足しています。がんばれました!

とにかくとにかく、いろんな方に感謝をしています。チムイベの走り方やカードの効率のいい育て方を教えてくださった方、強いカードを貸してくださった方、山村くんや恒常Rを譲ってくださった方、そして私を素敵なチームに入れてくださったチームリーダーさん、一緒に走ってくださった上私が叩ききれずに要請を出しまくったライブを残らず叩いてくださったチームメンバーの方々、本当にありがとうございました……!たくさんたくさん応援していただきました。一人では絶対に走れなかったし、走ろうとも思えませんでした。無課金で頑張れたのだって、カードを貸していただいてそれを強くし、走り方を教わったおかげに他なりません。
また、チームに関しては、傭兵としてチームに少しでも貢献できていたら幸いです……最初は不慣れでしたが、チムイベの楽しさを知ることができました。今では最初に走ったイベがチムイベ でよかったなと思います。
助けてくださったフォロワーさんに対してはお返しするものが何もなくて心苦しいのですが、いつかこの九十九一希くんをお貸ししたりできたらいいなぁと思います。あと本当に山村くん大量に持っててすごいです…………以前「山村くんだけで一つ村が作れそう」という話を伺ったのですが、その通りでした……山村村ですね……


ここまでが私のチムイベの記録と謝辞になります。ここまでもだいぶ私情だったのですが、ここから更に私情になります。ただの私の話です。


前述したように、私はピエールくんからエムマスに入った人間です。これは前にぷらいべったーで書いたので割愛気味になるのですが、私はピエールくんが大好きで、特別に思っています。また、アニメからエムマスに触れたため、最初はこのゲームにおいて自分自身がPという立場に立つのだということを知りませんでした(Pというのはどこでも石川さんの声帯のあのかっこいいPを指すものだと思ってしました)。
そういうこともあってか、私は未だに、Pとファンの違いがあまりわかっていません。言葉上ではわかっていても、自分の「好き」がどちらに属する「好き」なのかがわかりません。
少し前に書いたPプロフィールでは、たくさん悩んで、担当を「ピエールくんと九十九一希くん」、ファンを「Beitとドラスタ(315プロのみんな好きです)」と書きました。ファンについては、Beitが歌って踊るスマエンが大好きなこと、アイドルとしてのドラスタがライブ含めとてもかっこいいと思ったことが理由です。担当については、ピエールくんをこの枠に入れることは決めていました。出会いにしても気持ちにしても、私にとってピエールくんは特別です。
問題は九十九一希くんでした。私が最初に九十九一希くんを好きになった理由は、こう言ってしまっては何ですが、「顔が好き……」でした。
見た目からこれほどキャラクターを好きになるのは初めてだったのですが、モバをプレイし、イベストを読んで雑誌を読んで、彼の内面も好きになりました。穏やかで冷静で、でも強く一貫した意志を持っているところが好きです。自分と向き合うことを躊躇わない強さが好きです。言葉を大切にしているところもきのこが好きなところも全部買っちゃうところも好きです。いろんな「好き」があって、彼だって私の特別であることは確かです。でもこれが、担当としての「好き」なのかは謎でした。九十九一希という人間が好きであることが、彼の担当を名乗ることに必ずしも繋がるとは限らないと思うのです。
きっと深く考える必要のないことなのだと思います。好きだと思ったらPと名乗っていいのだと思います。
私が何故ピエールくんのPだと言えるのに九十九一希くんのPと言うのを躊躇ってしまうのかは、よくわかりません。多分、「好き」の種類が少しだけ違うのかなと思います。未だにその違いがうまく言葉にできなくてもどかしいのですが、でも、好きであることは確かです。大好きなんです。
そんな中、今回私は九十九一希くん上位を走りきりました。九十九一希くんを二枚もらい、そして称号をもらいました。名前入りの称号でした。
「担当P:日鶴」と、その称号にはありました。それは紛れもなく私の、九十九一希くんのプロデュース実績でした。
ああ、私、九十九一希くんのPなんだなと思いました。いつのまにか、ちゃんとこうやって称号をもらえるほどにはPになれてたんだなと思いました。九十九一希くんを好きになって半年程、やっと彼の担当を名乗れる気がしました。
もちろん、イベントを走っていない人はPを名乗るべきではないだとか、そういう話をしているのではありません。現に私はピエールくんのイベを走れていませんし、課金だってしていません。Pを名乗ることに基準はないし、明確な基準などあるべきではないと思います。
これはただの私の話でしかありません。私が彼のPを名乗る一つのきっかけが、このチムイベにあったというだけのことです。私の中のけじめであり、私の気持ちの着地点が見つかったというだけのことです。
今この時期に九十九一希くん上位があってよかったなと思います。もうすぐ4thライブがあり、私は両日ライビュで参戦します。ライブもライビュもペンライトを振るのも全部全部初めてです。担当をライブで応援するのだって初めてです。これで心置きなく、ピエールくんと九十九一希くん、二人の担当Pとして、応援ができるなと思います。とてもとても楽しみです。

私の担当は、ピエールくんと九十九一希くんです。二人が大好きです。これからもずっと、彼らのそばで応援し続けたいと思います。
担当の二人が、そして315プロのみんながアイドルとしてきらきらと輝き続けること、輝かしい未来に手を伸ばし続けることをずっとずっと願っています。そして、私がその背を押す一人のPであることを、今とても嬉しく思います。