ぴよぴよなるままに

エムマスがすきや

私とエムマスの半年について(2019.3.28)

※こちらは2019年3月28日にPrivatterで公開した文章と同じものです。

 

 

 

私がアイドルマスターSideMというコンテンツに足を踏み入れたのは、2018年9月のことでした。きっかけは、ツイッターに流れてきたとある絵師さんのピエールくんの絵でした。きらきらでかわいくて眩しくて、彼のことを、そして彼が登場する作品であるアイドルマスターSideMのことを、もっと知りたいと思いました。心を動かされるとはこのことです。

エムマスで私が最初に触れたのはアニメでした。エムマスについてほぼ何も知らないままアニメを見たのですが、ひとりひとりにしっかりスポットが当たっていたし、各キャラの背景も描いた上でストーリーがまとめられていて、めちゃめちゃ見るのが楽しかったです。本当に前知識がなかったことがばれてしまうのでちょっと恥ずかしいのですが、アニメを見た当時、私はこのアニメがアイドルマスターSideMという作品のメインストーリーをアニメ化したものなのだと思っていました。

アニメ完走後、満たされた気待ちのままエムステをインストールした私は驚きました。「えっ、私がプロデューサーなの?!」と。
私は当然のようにアニメのあのかっこよくて声が石川さんのプロデューサーが現れると思っていたのです。なんというかこう、私自身は特に干渉せずに見守るだけの存在だと思っていたというか、アニメを見ているときのような感覚でゲームでも彼らのことを知っていくのだと思っていたのです。でも違いました。プロデューサーは他でもない私自身でした。彼らのストーリーの中に私というプロデューサーが組み込まれるのだということを、私はやっと知りました。

ステくんの最初の記憶は硲SUNで、次の記憶は最初のアイドルにピエールくんを選んだことです。その後とんとん拍子にBeitが揃ったのでスマイル・エンゲージを踊ってもらったのですが、これが見事に刺さりました。こういう王子様アイドルソングが自分にぶっ刺さるとは正直思っていなかったので、刺さったときの衝撃がすごかったです。今でも私はスマイル・エンゲージが狂おしいほどに好きです。特にあの、サビの後に「ずっと夢みてたんだ〜」でもう一回盛り上がってくれるところが本当に好きで、あの……スマエンが……好きです…………

続けざまに始めたモバエムでも、最初に選んだアイドルはピエールくんでした。プロデューサー就任日は2018年9月26日です。ガチャかイベントのところで四季くんが戦車を乗り回していたような気がします。こう言うのも何ですが、モバエム、慣れるまでがちょっと難しいですよね……私はフォロワーさんに譲っていただいた恒常SRを何も考えずにレベルも信頼度も上げないままチェンジしてしまったり、パネミが何なのかわかっておらず全然アイテムに交換していなかったりしていました(ときどき山村くんがもらえてうれしいなぁと思っていました)。私がゲーム慣れしていなかったことやしっかり調べようとしなかったことが悪いのですが、あんまりよくわかっていないままにちまちまと進めていたところ、先輩Pがたくさん助けて下さりまして……本当に頭が上がらないです……ありがたいことです……先輩P達がいなければ、きっと私はモバくんを続けられていなかったのではないかなと思います。魅力を知らないまま離れてしまうのは悲しいことです。モバくんを、315プロのアイドルをゆっくりと知っていく中で、私はどんどん彼らのことがどんどん好きになっていきました。

それでも、モバくんをそこまで熱を入れてプレイすることはまだありませんでした。とりあえず過去のイベストを読んでいこうかな、雑誌も読めたらいいな、と思っていたくらいで、例えば強いカードを揃えるだとか、上位を走るだなんてことは自分とはずっと離れたところにあるものなのだと思っていました。その考えが突如として揺らいだのは、2019年1月8日から始まったイベント「異世界アーサーの聖杯伝説」でした。ピエールくん上位です。
私はピエールくんが好きです。まっすぐで純粋でひたむきで、みんなの笑顔を願い続ける美しい心を持った彼が好きです。かわいくて優しくてあたたかくて、その上かっこいい王子様な彼が好きです。
ピエールくんのこのカードがほしい、と思いました。初めて欲が出ました。でも私の当時の備蓄は、ゼリーもバーも二桁でした。
案の定、イベント1日目でゼリーもバーも尽きてしまいました。でも本当に、乏しい備蓄をバカスカ使って走るのは楽しかったです。ピエールくんかわいいね!ピエールくんかっこいいね!ピエールくんが好き!!と考えながら、後先考えずに走りました。マラソンイベのイベストを1日で完走するなんて絶対無理だ……と思っていたのですが、全然できました。楽しくて、楽しかったけどやっぱり備蓄は尽きました。結局私が走ったのは最初の1日目だけです。
ラソンなので課金すればどうにかならないこともないとは知っていたのですが、いろいろと考えて今回は走り続けるのは止めてゆっくり歩くことにしました。ピエールくんごめんね、無力なPでごめんね……と唸りましたが、上位に手が届かないのはわかっていたことだったので、むしろ少しでも走れたこと、そしてモバくんの楽しさが知れたことが嬉しかったです。モバくんをもっと楽しみたい!と思いました。
このイベでの順位は2015位でした。それまでは4桁に乗ったことさえなかったので、これでも大進歩です。この時、報酬でパーチケをもらいました。5%とかだったと思います(違ったらすみません)。
そのパーチケで私は、【絆と信頼の王】のピエールくんを引きます。震えました。バイト帰りの電車の中で息が止まりました。嬉しくて舞い上がってツイッターにあげたらフォロワーさんがたくさん おめでとう!と言ってくださって、それも本当に本当に嬉しかったです。このピエールくんはあの日からずっとマイデスクにいます。宝物です。

このイベを終えた私は、いつか上位を走りきりたいという野望を抱きました。それにはやっぱり備蓄が必要なので、下北沢で延々とサイン会を開催する日々を送っています。もはや下北沢のご当地アイドルです。ごめんね……
もともとコツコツ何かをするのは好きなので、通常営業はあまり苦ではありません。むしろ、ライブを繰り返すたびにお客さんが増えるのがうれしくていつも楽しいです。

そうしていく中で思い出メモが溜まり、雑誌を読み始めました。ピエールくんのかわいさに泣いたりBeitが愛しくて泣いたり、あと九十九一希くんの顔の美しさにヒッ……と慄いたりしました。先輩Pの助けもあり、日々プロデュースを頑張れています。好きなものがあるって幸せなことだなと思います。

先日のプロデューサーミーティングは不参加だったのですが、TLでたくさんのレポやツイートを拝見して、私まで楽しい気持ちになってしまいました。ダイジェストを見ていても思うのですが、エムマスのライブは本当に本当にすごいです。歌って踊って喋って、それをあんな大勢の人の前でやってのける演者さんが本当に輝いていて、こんな輝きがあるんだと心を掴まれます。

4thにはライブビューイングで参加する予定です。私はライブというものを全然知らなくて、ライビュが何なのかもエムマスで知ったような人間なのですが、めちゃめちゃやる気がみなぎっています。一人で映画も見たことがないので結構不安なんですが、気合いでどうにかします。きっと周りはプロデューサーさんばかりだから大丈夫!!

時系列順に追っていたら楽曲について挟むところがなくなってしまいました……最後になりますがここに書きますね。
エムマスの曲、本当に……良いですよね……
寝不足で死にそうな朝も一限が苦手な教授の授業で憂鬱な朝も、エムマスの曲が私を元気づけてくれました。歌詞も刺さるものが多くて、何度聞いても好きが溢れ出します。エムマスの曲にたくさん救われました……ありがとう……きっとこれからもたくさん救われます……

エムマスは、「理由あってアイドル」が生かされているのがすごいなぁと思います。そこに見えるのは、キャラクターの設定上の背景ではなく、彼らが歩んできた人生のように思えます。プロデューサーに出会う前の過去が、人生が彼らにはあって、それがあるからこそ私はプロデューサーとしてここにいるのです。理由あって、アイドル。始めは自分がプロデューサーという立場になることに驚いたのですが、いろんな理由を抱える彼らが歩く道を照らす存在として出会えたこと、今ではとても嬉しく思います。
私が彼らに抱く感情として大きいのは、半年前も今も変わらず「眩しい」です。夢に向かって手を伸ばし続け、日々前進する彼らはいつだってきらきらしています。ただの大学生の私には、羨ましくなるくらいに眩しいんです。だから何度だって惹かれます。
ずっとずっと、彼らが輝ける日々が続けばいいなと思います。彼らが見る未来がずっと明るく色鮮やかなものであればいいなと思います。彼らのこれまでの人生に思いを馳せながらも、彼らのこれからが彩られていくのを見守っていきたいです。